占領された土地と大気 3
たとえば、フィリピンではそうした土地が700平方キロ(大部分は実際には使用されていない)にもおよび、米軍はこの国における農地の最大の保持者になっています。
当時、ソ連の軍事組織の巨大な規模は、ソ連もまた膨大な面積の土地を軍事活動のために当てていることを示唆していました。
カザフ共和国(ソ連で2番目に大きい共和国)だけでも、およそ20万平方キロの土地が軍事目的に当てられています。
これは同共和国内で小麦栽培に使用されている土地よりも広いです。
同共和国の東部に位置するセミパラチンスク核実験場はざっと2000平方キロの土地を占有しています。
西ヨーロッパの場合、軍隊の直接土地使用は領土総面積の1~3パーセントと推定されます。
・・・しかし、多くの国では、間接的または非排他的な方法で使用されている土地は直接使用地よりもはるかに大きいのです。
・・・たとえば、オランダでは直接使用面積は国土の1・15パーセント。
しかしこれに加え、陸地と水域(およびその上の空域)の間接的使用面積が10.5パーセントにのぼると推定されます。
生態学的に重要だが脆弱なワッデン海の少なくとも3分の1、そして北海のオランダ領域の半分までが、軍事活動のために使用されているのです。